GW 穴場

ゴールデンウィーク(GW)の甲信越地方 旅行の穴場

ゴールデンウィークの時期の甲信越地方は、この時期にやっと「旅行シーズン」を迎えるといった状況です。このため全国的に見ても比較的、観光客が少なめな地域といえます。

旅行シーズンの到来で甲信越地方が活気づくのは、雪解けによる本格的な登山シーズンの到来によるものです。ゴールデンウィークともなると、多くの山岳道路・登山路で山開きが行われ、立山アルペンルートの開通を待ち望む人が訪れます。

立山アルペンルートは立山を「横断」するルートで、富山から、富山地方電鉄・ケーブルカー・バス・ロープウェイ・トロリーバスなどを乗り継ぎ、大糸線の信濃大町までをを結んでいます。立山の美しい風景(黒部ダム・美女平など)を楽しみながら、全て乗り物を利用して移動すっることができます。

立山アルペンルートの観光旅行のシーズンにあって、GW(ゴールデンウィーク)の時期なら、ピーク時と比較して未だ観光客も少ない方なので、旅行の穴場ということも言えるでしょう。夏場の立山アルペンルートはチョッと悲惨です。公共交通機関の手配が厳しく、満室や乗り物待ちの行列が出来てしまうほど・・。ぜひ、GWには立山へ。

立山アルペンルートの「雪の大谷」

立山アルペンルートで味わえる醍醐味は何といっても、室堂平付近の「雪の大谷」と呼ばれる絶景にあります。

世界有数の豪雪地帯である室堂平は、立山の中でも特に風が強く雪の吹き溜まりになる地域です。ハイウェイの開通に向けて除雪作業が行われるのですが、その時に出来る「雪の壁」の高さは、20メートルにも達します。高く降り積もった雪の壁面は青白く美しいものです。

絶景の「雪の大谷」は、ゴールデンウィークの時期には未だ寒いので、真冬並の装備が必要となります。雪道を歩く靴や手袋・マフラーも必携です。また雪焼けには特に注意が必要で、日焼け止めクリームも持参するとよく、目もやられるのでサングラスも持参した方が良いでしょう。

富山平野のチューリップ

富山平野にはチューリップの生産農家が多くあります。出荷はゴールデンウィークより前なので、多くの農家では摘み取ってしまうのですが、観光客のために、一部農家では摘み取らずに残しておいてくれています。近年、そういうところも多くなったようで、ゴールデンウィークの富山平野の旅行では、電車の中からもチューリップが咲くの畑と立山連峰の眺めを満喫することができます。

チューリップといえば、砺波平野のチューリップ公園には、色とりどりの数多くのチューリップが楽しめるので、お子様連れのゴールデンウィークの家族旅行にも、うってつけと言えるでしょう。

ゴールデンウィークの富山の味覚・ホタルイカ

ゴールデンウィークの時期になってしまうと、さすが、冬の味覚のカニはピークを去ってしまいますが、解禁となったホタルイカ漁のおかげで、ここ以外では味わえない、ぴちぴち・プリプリのホタルイカを堪能することができます。

人の味覚には好き嫌いがあるものですが、筆者なら、ホタルイカのためだけに富山に行っても良いと考えます。これぞ、ゴールデンウィークのグルメ旅行の穴場です。