GW 穴場

ゴールデンウィーク(GW)の穴場旅行は天気予報を入念にチェック

ゴールデンウィークの旅行先に希望どおりの宿が取れ、周囲の環境もすばらしく、穴場スポットと言うしかない、といった状況であっても、旅行中の天気が荒れてしまえば、せっかくの穴場旅行もかなりのダメージを受けることになるでしょう。

ことほど左様に、旅先の天気予報は重要な情報です。

しかしながら、日本は、春・夏・秋・冬と、四季が巡りくる国です。この四季がまた、旅先では情緒を生み出しているのですが、タイミングの悪い雨降りや強風はいただけません。

そして残念ながら、四季の巡る日本の気候では、春と秋に天候の変化が周期化する傾向にあります。

春になると、西高東低の冬型の気圧配置が緩み、揚子江で発達した温かい空気を持つ高気圧が、偏西風に乗って西から東へやってきます。そして、この揚子江の暖かい気団がシベリヤの寒気団とぶつかり、寒冷前線や温暖前線が生じます。この影響で、晴れの日が数日続いた後に、雨の日が2日から3日間やってくるという周期的な天気の変化を繰り返します。これが、日本の春の天気の特徴で、ゴールデンウィークもまさに、この時期にあたります。

こういった空模様に加え、日本列島は地球上でも東西に横たわり、また南北に長くなっているので、例えばゴールデンウィーク中の天気にしても旅行先の場所によって様々なものとなります。北では晴れていても、南では雨であったり、同じ地域でも、平地は晴れていても、山間部は雨や曇り、ということもしばしばです・・。

ゴールデンウィークの休暇がはっきりしているのであれば、宿の予約や格安航空券の予約も早く押さえた方が良いに決まってはいますが、天気の長期予報はあまりあてのはできず、せっかくおさえたお気に入りの旅行が、雨の中で決行ということにもなりかねません・・。

日本独自の風物を愛でながらの散策やハイキングには、けっこうな穴場が多くあるのですが、雨の中では、その楽しみも半減どころか「ガッカリ感」が先行してしまうでしょう。

気象庁や旅のお天気サイトがゴールデンウィークの天気予報を公表するのは、ゴールデンウィーくに入る前の一ケ月をきった以降となります。年末年始もそうでした。GWに特化した天気予報は全国各地におよびます。

しかし、いくら、過去のデータとこれまでの状況をコンピュータにかけて予想しても、さすが一ヶ月前では、そうそう正確な予報は出せません・・。

ゴールデンウィークの天気
http://forecast.tenki.jp/forecast/goldenweek

旅の空の天気は「運」であるかもしれませんが、旅行日程が長めに取れていれば、直前の天気予報に対応して、散策コースの変更や、散策する日を変えるなどの対応は可能です。

ゴールデンウィークの旅行では、旅行前までの天気予報のチェックと共に、旅行中も入念なチェック必要です。

それはまた、予定どおりの穴場旅行を成功させる秘訣でもあります。